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すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

寿司、鮨、鮓…スシに魅せられた男のブログ。鮨が大好きだ!と確信して以来、全国に及ぶ鮨の食べ歩きを開始。江戸前鮨ではシャリの美味しさと仕事との調和を重視しております。江戸前鮨だけでなく、上方の寿司や郷土寿司も大好きです。鮨と密接な関係にある日本料理、郷土料理の名店も紹介していきたいと思います。

すしログ和菓子編 No. 33 たちばな@銀座

こちらは銀座で創業から100年を超える、かりんとう専門店です。 1909年(明治42年)の創業以来、銀座の店舗のみで販売されております。 東京には「かりんとう御三家」と呼ばれるお店がありますが、 実店舗のみで販売しているのは、たちばなさんだけ。 百貨店へ…

すしログ和菓子編 No. 32 蝶谷本店@錦糸町

こちらは1826年(文政9年)創業の老舗和菓子店です。 どら焼き自体は1914年(大正3年)創業である上野のうさぎやさんが商品化したとされておりますので、こちらのどら焼きは恐らくうさぎやさんの直後に生まれ、お店きってのヒット商品になったのだろうと思います…

すしログ和菓子編 No. 31 京菓子司 彦九郎@人形町

先日、玉英堂彦九郎さんを訪問したので、兄弟店のこちらにも伺ってみました。 玉英堂さんが自社ビルで重厚なお店を構えているのに対して、 こちらは昔ながらの菓子舗の風情を感じさせます。 そして、玉英堂さんの方は創業1576年との事ですが、 彦九郎さんの…

すしログ和菓子編 No. 30 玉英堂彦九郎@人形町

戦国時代真っ只中の1576年(天正4)年に京都で創業されたと言うお店。 現在は人形町・甘酒横丁の入り口にあり、立派な自社ビルを構えておられます。 東京に移転されたのは1951年頃らしく、比較的最近。 現在は24代目のご主人が暖簾を守っておられます。 なお、…

すしログ和菓子編 No. 29 群林堂@護国寺

「東京三大大福」の一角を連ねる郡林堂。 護国寺で大正初期に創業されたお店で、現在は2代目が暖簾を守っておられるそう。 オープン前(朝8時台)から行列が出来ると言う人気店。 京都の出町ふたばさんも行列店ですが、あちらは朝は行列が無いので、 圧感の人…

すしログ和菓子編 No. 28 老舗園田屋@熊本市(熊本県)

こちらは天正年間(1573~92)創業と言う、桁外れの歴史を持つ老舗です。 そもそも、こちらのお店の看板菓子である【朝鮮飴】の歴史が凄い。 熊本藩主である加藤清正が朝鮮出兵の際に兵糧として持って行った事が起源。 元々は「長生飴」と言う名前で考案された…

すしログ和菓子編 No. 26 亀屋則克@烏丸御池(京都府)

こちらは【浜土産(はまづと)】と言うお菓子で有名な和菓子店です。 創業は1927年(昭和2年)なので、京都では比較的若い方。 しかし、系譜として見れば歴史は古く、 亀屋良安、亀屋良則の伝統を受け継いでいるそうです。 (上記2店は既に廃業) こちらで面白いと…

すしログ和菓子編 No. 25 中村軒@桂(京都府)

こちらは桂離宮のそばにあり、 1883年(明治16年)より饅頭を作り続けておられる和菓子店です。 粒餡は現在もおくどさん(竈)で炊いておられ、使用する釜は銅製。 熱伝導率を意識した餡作りを行っておられます。 名物の御菓子は【麦代餅(むぎてもち)】。 麦代餅…

すしログ和菓子編 No. 24 玉製家@日本橋(大阪府)

こちらは1899年(明治32年)の創業以来、 おはぎのみを作り続けておられる老舗和菓子店です。 お店は日本橋の地上出口(B28, 30)を出てすぐの場所にあり、 外観は昔ながらの風情があります。 美味しい、美味しいと聞いておりましたが、 14時の開店と同時に行列…

すしログ和菓子編 No. 23 緑寿庵清水@出町柳(京都府)

こちらは日本で唯一の手作り金平糖の専門店です。 1847年(弘化4年)の創業以来、一子相伝で製造法が伝承されており、 作るのが困難な味付き金平糖を精力的に作られております。 味わいは多岐に及んでおり、チョコやメロン、パインなど、変わり種もあります。 …

すしログ和菓子編 No. 22 但馬屋老舗@豊後竹田(大分県)

1185年(文治元年)に築城されて以来、1871年(明治4年)の廃城令まで、圧倒的な威容を誇った岡城(豊後竹田城)。今なお残る石垣は雄々しく、優雅で頼もしい山城です。 作曲家・瀧廉太郎は幼少期に竹田で過ごし、 その記憶が「荒城の月」に反映されております。 …

すしログ和菓子編 No. 21 明石屋本店@鹿児島市(鹿児島県)

鹿児島を代表する銘菓【かるかん】。 漢字で表記すると「軽羹」となり、なんと300年以上の歴史を持つ和菓子です。 自然薯、米粉、砂糖のみで作られる味わいは、素朴ながらに独特の食感を持ち、 モチモチ、ふっくらとした食感に穏やかな甘みが絡む点は他の御…

すしログ和菓子編 No. 20 羽根さぬき本舗 三谷製糖@東かがわ市(香川県)

香川県、東かがわ市には、 江戸時代からの伝統的な製法を伝える、和三盆の名店があります。 お店の名前は三谷製糖。 1804年(文化元年)創業の老舗で、現在は8代目の三谷昌司氏が味を守られております。 和三盆と言うと、お茶請けの干菓子が最もイメージし易い…

すしログ和菓子編 No. 19 小男鹿本舗冨士屋@徳島市(徳島県)

徳島の銘菓である【小男鹿】。 代表的な製造元の冨士屋によると、その味わいは、 「甘からず不味からず、 佳味幽玄にしてゆかしき「小男鹿」の風味、 これこそが稀にみる日本の味、 風雅な和菓子の味」 との事。 冨士屋は1870年(明治3年)創業の老舗で、 当時…

すしログ和菓子編 No. 18 承天庵本店@福岡市(福岡県)

実は、博多はうどん、饅頭の発祥の地である事をご存知でしょうか? "聖一国師"の諡号で知られる円爾(えんに、1202年〜1280年)上人は、 1235年に宋に渡って臨済宗の修行を行い、1241年に帰国した際に、 うどんと饅頭を持ち帰ったとの事です。 そして、博多に…

すしログ和菓子編 No. 17 福砂屋長崎本店@長崎市(長崎県)

言わずと知れたカステラ発祥のお店、福砂屋。 1624年(寛永元年)創業であり、全国の百貨店に支店を展開する誰しもが知る名店です。 カステラがポルトガルの宣教師によってもたらされた南蛮渡来のお菓子である事は有名な事実。 しかし、元々の洋菓子【パン・デ…

すしログ和菓子編 No. 16 菓秀苑森長@諫早市(長崎県)

こちらは1793年(寛政5年)創業の、諫早が誇る老舗和菓子店です。 以前は森長おこし本舗と言う屋号だったそうで、銘菓は【おこし】のようです。 諫早は長崎の米の名産地である為、昔から【おこし】を作られてこられた模様。 さらに、こちらのお店が凄いのは、 …

すしログ和菓子編 No. 15 萬々堂通則@奈良市(奈良県)

こちらは奈良時代に遣唐使によって伝えられた御菓子を頂けると聞いて気になっていたお店です。 その御菓子の名前は【餢飳(ぶと)】。 仏教が伝来した際、ともに伝えられた御菓子とされております。 御菓子の製造方法は米粉と小麦粉を用いた生地を以って餡を包…

すしログ和菓子編 No. 14 樫舎@奈良市(奈良県)

こちらは奈良にあって美しい生菓子を作られているお店。 建物からは老舗的な存在感を放っておりますが、 後になり2008年にオープンされたと聞いて驚きました。 お店は古民家をリニューアルされたのか、かなり独特なレイアウト。 入ってすぐにお会計があり、…

すしログ和菓子編 No. 13 千壽庵吉宗@奈良市(奈良県)

こちらは奈良が誇る、わらび餅で有名なお店です。 奈良に住んだことのある方にはファンが多いようですね。 前にお伺いした時は敢え無く閉店後だったので、 今回はお昼に滝汗を流しながら訪問しました。 購入したものは勿論【わらび餅】ですが、 こちらはお店…

すしログ和菓子編 No. 12 松彌@新烏丸通二条上ル(京都府)

こちらは1888年(明治21年)に創業された和菓子屋さん。 「生菓子司」を謳っており、京都の夏を代表する和菓子、 「錦玉」で有名なお店です。 「錦玉」は糸寒天を煮溶かして砂糖を加えて固めた御菓子。 瑞々しさや光を帯びる煌めきが体感温度を下げてくれます…

すしログ和菓子編 No. 11 ツバメヤ@岐阜市(岐阜県)

こちらは岐阜の柳ケ瀬商店街で人気を集める和菓子のお店です。 伺ってみると若い女性がお一人で切り盛りされており、少々意外な印象を受けました。 ただ、品物を眺めてみると、明らかに良い素材を使用し、 丁寧に作られている事が判ります。 実際、こちらの…

すしログ和菓子編 No. 10 麩善@高野山(和歌山県)

こちらは高野山にある生麩で有名なお店です。 お店の創業は文政年間(1818~1830)と古く、界隈の古刹の宿坊に提供されてきたとの事。 しかも、宿坊のみならず弘法大師空海が今も「生きる」奥之院にも献上されていたそう。 精進料理にとって生麩は豆腐、湯葉と…

すしログ和菓子編 No. 9 するがや祇園下里@祇園(京都府)

こちらは祇園の花街・末吉町にある和菓子の老舗で、 建物は京都市の有形文化財に登録されております。 お茶屋だった名残りを残す本物の町家は遠くからでも目を惹きます。 創業は1818年(文政元年)で、現在6代目。 初代は室町時代から続く総本家駿河屋から暖簾…

すしログ和菓子編 No. 8 志”満ん草餅(じまんくさもち)@向島

こちらは向島で1872年(明治2年)に創業された、老舗の和菓子屋さんです。 看板メニューは店名通り【草餅】、すなわちヨモギ餅です。 丁寧に手で作られており、売り切れ次第終了なので、 夕方にちょっと心配しつつ訪問しましたが、無事に入手出来ました。 なお…

すしログ和菓子編 No. 7 長命寺桜もち@向島

桜もちと言えば、西は道明寺、東は長命寺。 両方の違いは、ひとえに調理法。 道明寺は、餅米由来の道明寺粉で作った餅に餡を詰め、桜の葉を巻いたもの。 長命寺は、小麦粉で作った生地で餡を包み、桜の葉を巻いたもの。 和菓子は京都から江戸(東京)に伝わり…

すしログ和菓子編 No. 6 播磨屋&三島屋本店@赤穂(兵庫県)

誰もが忠臣蔵を連想するであろう、播州赤穂。 赤穂と言えばもう一つ大きな名産があり、江戸時代から製塩業で名を馳せました。 1971年(昭和46年)に「塩業近代化臨時措置法」によって塩田が廃止された際には、 昔ながらの製塩法を残そうと、赤穂では自然塩運動…

すしログ和菓子編 No. 5 桂月堂@松江(島根県)

こちらは1809(文化6年)創業の老舗和菓子店。 たまたまとなりますが、前回ご紹介した彦根のいと重と同じ創業年です。 松江藩では、七代目藩主である松平不昧こと治郷公が、 稀代の茶人として名を馳せました(治世:1767年〜1806年)。 後に江戸時代を代表する茶…

すしログ和菓子編 No. 4 いと重菓舗@彦根(滋賀県)

こちらは風光明媚な彦根城のお膝元にあり、 創業1809年、彦根で200余年の歴史を誇る老舗の和菓子屋さんです。 彦根城とひこにゃんショー(笑)を観た後に寄ってみました。 こちらの看板商品は【埋れ木】。 白餡(手芒豆)を包んだ求肥を和三盆と抹茶でコーティン…

すしログ和菓子編 No. 3 出町ふたば@出町柳(京都府)

京都で絶大な人気を誇る【豆餅】(豆大福)で有名な和菓子店。 出町柳の商店街にあり、親しみのあるローカルな雰囲気ですが、 実は1899年(明治32年)創業の、老舗和菓子店です。 嘯月の記事の際に言及しましたが、 京都の和菓子には特別な御菓子と日常的な御菓…

すしログ和菓子編 No. 2 一文字屋和輔@北大路(京都府)

こちらはなんと西暦1000年(長保2年)から続く、老舗中の老舗です。 提供されているのは、一子相伝で焼かれ継がれる【あぶり餅】。 名物一つで10世紀以上続くお菓子のお店と言うのは、 世界的に見ても極めて珍しいのではないでしょうか。 大徳寺裏手、今宮神社…

すしログ和菓子編 No. 1 嘯月(しょうげつ)@紫野(京都府)

「和菓子編」の第一回は、京都随一とされる和菓子屋さん。 和菓子の根幹をなす餡の美味しさが卓越しているため、最初のお店に選びました。 こちらの創業は1916年(大正5年)で、店名は、虎屋で修行された初代が、 「月夜に遠吠する虎」という意味を持つ「嘯月…