すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

寿司、鮨、鮓…スシに魅せられた男のブログ。鮨が大好きだ!と確信して以来、全国に及ぶ食べ歩きを行っております。江戸前鮨ではシャリの美味しさと仕事との調和を重視。鮨と密接な関係にある日本料理や郷土料理の名店も紹介。実は若輩者ですが向学心と感謝の念を忘れずに続けていきたいと思います。

すしログ No. 120 いづ重@祇園(京都府)

f:id:edomae-sushi:20151111213036j:plain

こちらは八坂神社の真ん前にある、鯖寿司の有名店です。

店名から推察される通り創業1781年の老舗・いづうの系譜にあるお店で、

こちらも100年以上の歴史を持つそうです。

 

ある日の夕方に伺ったところ、酢飯が切れたため品切との事…

お店の外にも清々しい酢飯の香りが漂っておりましたので、

脳裏に完全にイメージが出来おりました。

無念すぎるので、翌日の早めの時間に伺い、持ち帰りで頂きました。

【鯖寿司】だけでは勿体なので、もう一つの名物【上箱寿司】と共に。

 

f:id:edomae-sushi:20151111213039j:plain

【鯖寿司】2,160円

竹皮に包まれており、ずっしりしているので、期待が高まりましたが、

開封すると切り付けの酷さに唖然。

f:id:edomae-sushi:20151111213037j:plain

サイズが余りにも不均一で、野球ボール大のものもあります。

特に混んでいるわけではなかったので、手を抜いているか、

お客を舐めているか、技術が低いかの何れか。

安い商品ではないので、こういったところにも心意気を示すべきでしょう。

サイズの違いで当然味わいも変わってきますし。

 

f:id:edomae-sushi:20151111213038j:plain

…気を取り直して、味の方で判断する事にします。

こちらの鯖はしっとり〆られており、脂の乗りも良く、旨い。

ただ、酢飯は柔らかめのお握りのようで酢も強く、鯖との調和に欠けます。

そして、昆布が糸を引くほどねっちょりしており、食感を大いに損ねております。

また、竹皮の香りも強すぎる。

正直なところ、いづうと比べて、月と鼈…。

随分と野暮ッたい印象です。

 

f:id:edomae-sushi:20151111213040j:plain

【上箱寿司】1,728円

再度気を取り直して頂きます。

しかし、穴子のオボロは面白いものの、全体的に稚拙。

 

f:id:edomae-sushi:20151111213042j:plain

鯛は皮に入れた包丁が雑すぎて、舌に障る。

トリ貝は包丁を入れずに〆ており、硬く酸っぱい。 

f:id:edomae-sushi:20151111213041j:plain

また、関西寿司の味の重要な構成要素である炊いた椎茸は、

余りにもランダムに配置されており、規則性が無く、職人の意図を感じない。

味にムラが生じてしまっている。

 

全体的にシビアな記事となってしまいましたが、誤魔化す事の出来ない本音です。

あまりにも立地が良く、客足が絶えないためでしょうか。

価格に対して満足度が極めて低い結果となり、残念です。

 

店名:いづ重

酢飯の特徴:柔らかさがネック。

予算の目安:2,000円~

最寄駅:祇園四条駅から480m

TEL:075-561-0019

住所:京都府京都市東山区祇園町北側292-1

営業時間:10:30~19:00

定休日:水曜

※閉店前に品切れの可能性があるため注意

 

ご参考になりましたら幸いです!

にほんブログ村 グルメブログへ