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すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

寿司、鮨、鮓…スシに魅せられた男のブログ。鮨が大好きだ!と確信して以来、全国に及ぶ食べ歩きを行っております。江戸前鮨ではシャリの美味しさと仕事との調和を重視。鮨と密接な関係にある日本料理や郷土料理の名店も紹介。実は若輩者ですが向学心と感謝の念を忘れずに続けていきたいと思います。

すしログ No. 31 なかのや@五反田

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こちらは明確な個性を持つ名店、目黒のいずみ出身の職人さんのお店です。

ご主人はいずみの親方が倒れられた時から、長らくつけ場に立っておられたそうです。
オープンは2012年の10月なので、遅咲きと言えるかもしれません。

しかし、ご自身の表現を活き活きとされており、伺って良かったと思うお店でした。

 

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お任せで頂いた印象としては、いずみよりも握りに力を入れておられ、
それでいて独創的な仕事も施すところが面白い。

 

「太刀魚の塩焼きの握り」など、名前だけ聞くとちょっと驚くところですが、
予想を超える美味しさで、一連の流れの中では違和感なし。
また、レモンも使いますが、鼻に付くところはありませんでした。

 

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酒肴にセンスが光るところは、いずみ出身ならでは。

さらりと出される酒肴が美味しく、過剰に手を加えていないところは好印象です。
握りに移行するまで、穏やかにお酒が進みます。

 

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そして、当店のシャリは硬めですが硬すぎず、丁度良くほどける。
酢はやや強めで、塩はそこまで強くない。
甘みが控えめながらに、嚥下した後に米の香りがほのかに漂うところが特徴的です。

ただ、唯一、最初の温度がやや高めだったのが気になるところ。
全体的には主張し過ぎない美味しいシャリだと感じます。

 

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スープ
魚と貝の出汁に、シャリを少々。
胃を優しく刺激してくれる、嬉しいスターター。

 

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酒肴は蛸の桜煮に始まり、平目、本ミル貝。

本ミル貝は濃厚な甘みを味わった後に、爽やかな香りが漂う。
極めて上質なミル貝で、記憶に残りました。

 

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真鱈の白子
フライパンでソテーした白子と酢飯。
お焦げがアクセントになり、美味しい。

 

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烏賊の塩辛
肝の苦味が良い意味で主張する塩辛。
いずみの塩辛も美味しかったが、オリジナリティを表現されている。

 

ナマコとメカブ 前掲
お茶に数十秒くぐらせたナマコは歯切れが良い。
穏やかな鰹の出汁が良い塩梅。

 

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マナガツオの焼き物、鶏卵添え
味付けも火入れも中々。
また、切り身のサイズが程よく、後の握りを邪魔しないよう配慮されているように感じた。

 

ここから握りがスタートします。

 

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春子(カスゴ)

柔らかな〆で鶏卵のオボロとのバランスが良い。

 

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針魚(サヨリ)

軽く塩で〆、酢で洗ったさより。

食感の活かし方が巧く、レモンを一滴絞る。

 

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小鰭(コハダ)

浅い〆だが、酢は立ちます。

中々旨いものの、包丁により小鰭の印象を弱めている感。

 

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鰺(アジ)

 

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太刀魚(タチウオ)

珍しいタネですが、個人的には好印象。

ホロッとした太刀魚の身と硬めのシャリが予想以上に合っており、

脂と酢の調和も感じます。

「食感で魅せる仕事」と私見。


鮪赤身 前掲

 

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海老

 

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蛤(ハマグリ)

桑名の大ぶりな蛤で、火入れも抜群。

 

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玉子

さっぱりジューシーな仕上げ。

 

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鰯の軽い巻物

鰯、大葉を軽く巻いた一貫。鰯の脂と酢が海苔と合う。秀逸。

 

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干瓢巻き

追加。食感はしっかりしており、淡い味付けですが、美味しい。

 

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アオサと岩海苔を二種類使用しているのでしょうか。力強い椀です。

 

三人でビール二本、日本酒四合を飲んで、一人当たり15,910円。
内容を考えると非常に満足度が高いお店でした。

 

店名:なかのや
シャリの特長:
丁度良くほどける良い硬さ。酢はやや強めで、塩はそこまで強くない。

予算の目安:夜12,000円〜

最寄り駅:戸越銀座駅から600m、不動前駅から850m、五反田駅から1,200m

TEL: 03-6417-4180
住所: 東京都品川区西五反田6-22-11
営業時間:18:00〜22:30

定休日:月曜

 

ご参考になりましたら幸いです!

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