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すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

寿司、鮨、鮓…スシに魅せられた男のブログ。鮨が大好きだ!と確信して以来、全国に及ぶ食べ歩きを行っております。江戸前鮨ではシャリの美味しさと仕事との調和を重視。鮨と密接な関係にある日本料理や郷土料理の名店も紹介。実は若輩者ですが向学心と感謝の念を忘れずに続けていきたいと思います。

すしログ和菓子編 No. 2 一文字屋和輔@北大路(京都府)

和菓子 店鋪情報 京都府

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こちらはなんと西暦1000年(長保2年)から続く、老舗中の老舗です。

提供されているのは、一子相伝で焼かれ継がれる【あぶり餅】。

名物一つで10世紀以上続くお菓子のお店と言うのは、

世界的に見ても極めて珍しいのではないでしょうか。

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大徳寺裏手、今宮神社の参道にあり、お餅を焼く香りが自然と足を引き寄せます。

 

お餅は畳の上で丸めておられ、瞬時に黄粉がまぶされます。

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流れるような動作が見ていて飽きません。

ちなみに、畳の上で作られるのは、

しっかりとお役所に届け出済みとの事なので、ご安心を(笑)

 

お餅が出てくるまで、お茶を飲んで待ちます。

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かつての茶店の雰囲気が残っており、実に落ち着きます。

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しばらくしてやって来た【あぶり餅】は、見た目から美味しそう!

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10世紀以上続くお菓子とは思えないほどに現代人も惹きつけるフォルムです。

いや、いつの時代の人の心をも惹きつけてきたから、今も続いているのでしょう…

 

焼きたての温かい内に頂くと、一口目から素材の良さが伝わってきます!

口に近づけると香ばしく、口に含むと、

西京白味噌を用いた蜜の甘みと塩気、黄粉の香りが一体化。

お餅は粒が粗く、やや素朴なテイストですが、これが良いです。

米の味わいがしっかりと感じられ、炭火で焼かれた香ばしさとともに二重奏。

シンプルながらに日本人の心に突き刺さる普遍的な味わいです。

 

なお、餅米に加えて、使用されている炭が気になったので産地を伺ってみたところ、

餅米は近江の羽生産で、炭は上土佐の備長炭か日向の備長炭を使用されているそう。


1人あたり13本ありますが、小ぶりで食べやすく美味しいので、

散歩の途中に休憩で頂くには最適です。

これで500円とは、非常に満足度が高いです。

 

未来永劫残って欲しい、京都が誇る財産の一つですね。

 

店名:一文字屋和輔

予算の目安:一人前500円

最寄駅:北大路駅から550m

TEL:075-492-6852

住所:京都府京都市北区紫野今宮町69

営業時間:10:00~17:00

定休日:水曜

 

ご参考になりましたら幸いです!

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