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すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

寿司、鮨、鮓…スシに魅せられた男のブログ。鮨が大好きだ!と確信して以来、全国に及ぶ食べ歩きを行っております。江戸前鮨ではシャリの美味しさと仕事との調和を重視。鮨と密接な関係にある日本料理や郷土料理の名店も紹介。実は若輩者ですが向学心と感謝の念を忘れずに続けていきたいと思います。

すしログ No. 35  久いち@浅草

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こちらは浅草では比較的若い鮨屋ですが、
ご主人はかの「銀座久兵衛」で17年間も勤められたという、

稀有な経歴を持つ職人さんです。

久兵衛は全国から職人が集まり、

ある種の「鮨アカデミー」のようになっているため、
ここまで長い間勤められるというのはかなり珍しいことです。
まさにこちらは久兵衛の仕事を継承されている職人さんかと思います。

 

今回はランチでの訪問。
ランチは3,800円(10貫)、5,800円(12貫)、8,800円(15貫)とあります。
数量だけでなくタネの質も上がるようですが、当日の夕食が早い時間だったため、
5,800円の【大島】をお願いしました。

※2017年1月現在で、萩5,000円(9貫)、大島7,000円(12貫)、おまかせ10,000円(15貫、お通し+1)

 

ちなみに、当日の電話予約でしたが、無事に予約は出来たものの、

開店時間から15分後に来てほしいとの談。
「シャリの仕込みのため」とのことで、期待が高まります。
シャリの温度や硬さに気を払うのは、老舗出身の「若手」職人さんの美徳ですね。

 

店内の空間は上品で清潔感が漂いつつ、リラックス出来る間取りです。
噂に聞く通りご主人は「ぐっさん」似で、
サービスもいかにも男らしいものの、気配りが利いてます。

サービス精神と同時に、適度な距離感を保ち、自信をみなぎらせる。
粋な職人気風を感じました。

  

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 若芽とミョウガのポン酢和えを頂きつつ、握りを待ちます。 

 

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ご主人の握りは中々精確です。
シャリのサイズはやや小さ目ですが、一貫頂いた後に「大きくも出来ますよ」とのこと。
一貫目のサイズでお願いしました。
当店のシャリはバランスが取れており、味わい的には際立った個性はありません。
しかし、温度や硬さは丁度良く、タネとの一体感を感じる、上質なシャリです。

 

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鮃(ヒラメ) 前掲

鯛(タイ)
こちらを訪問する直近に頂いた大阪の老舗に比べると印象は弱いものの、

価格を考えると満足度が高いです。

と言うよりも、関西の高級店における白身に対する自負(からの仕入れ)は随一です。

 

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墨烏賊(スミイカ)
とろりとした食感と歯切れの良さが同居。

 

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小鰭(コハダ)
香りがかなり強く旨い。

 

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鯖(サバ)
かなり浅い〆で柔らかめですが、皮目のクセを感じさせず、ジューシーな仕上げ。

 

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鮪赤身
鮪中トロ
紀州勝浦産。

出始めの為かいささか上品すぎる味わいでしたが、鮪特有の香りは楽しめました。

 

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雲丹軍艦
やや苦味を感じましたが、雲丹の甘みと香りがほど良い。

 

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青柳(アオヤギ)
特有の苦味と香りの後に甘みを強く残す。

 

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平貝(タイラガイ)
包丁の入れ方が良く、歯切れ良し(ちなみに、お任せではトリ貝でした)。

 

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穴子
皮目をパリッと焼き、身はしっとりジューシーに。

甘みと香りを引き出しております。

 

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干瓢巻き
柔らかめの戻しで、甘みが強い。

 

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鉄火巻き
鮪の甘みを活かす秀逸な巻物。
干瓢も同様ですが、海苔とシャリの味のバランスが良いです。

 

煮蛤を追加で頼もうとしたところ、仕入れの都合で入っておりませんでした。
こちらの煮蛤はかなり美味しいと評判なので、仕入にも相当こだわっておられるのかと思います。
コストパフォーマンスも高いので、再訪したいと感じました。

浅草界隈では非常に嬉しいランチ鮨処です。

 

店名:久いち(ひさいち)

シャリの特徴:塩をキリッと利かせ、硬さと温度が丁度良いシャリ

予算の目安:予算の目安:昼5,000円〜、夜10,000円~

最寄駅:TX浅草駅から400m、雷門から850m

TEL:03-3874-2921

住所:東京都台東区浅草3-18-8

営業時間:11:30〜14:00、17:30〜23:00

定休日:月曜

 

ご参考になりましたら幸いです!

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