すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

寿司、鮨、鮓…スシに魅せられた男のブログ。鮨が大好きだ!と確信して以来、全国に及ぶ食べ歩きを行っております。江戸前鮨ではシャリの美味しさと仕事との調和を重視。鮨と密接な関係にある日本料理や郷土料理の名店も紹介。実は若輩者ですが向学心と感謝の念を忘れずに続けていきたいと思います。

すしログ No. 195 半月庵(岩国寿司)@岩国(山口県)

岩国の名物料理と言えば、【岩国寿司】。

色とりどりで存在感のあるフォルムは特別感が溢れます。

今から約380年前に岩国藩主が命じて生み出された保存食と言う説や、

藩主への献上品であったと言う説があるため、

別名「殿様寿司」とも呼ばれております。

 

見た目ならびに生まれた所以ともに長崎県の【大村寿司】と酷似しており、

全然違うエリアで同類の郷土寿司が生まれたと言うのは興味深い限りです。

(大村寿司は約540年前に編み出されたとされておりますが)

本来はお祝いの席で供するもので、1980年頃までは家庭でも作られていたようですが、

如何せん5升ものお米を用いて作るため、

現在は観光客向けのお店で供される事が主なようです。

よって、観光の見どころと合わせて提供店舗を確認できる「岩国寿司マップ」がありました。

kankou.iwakuni-city.net

中でも、この度は1869年(明治2年)創業の割烹旅館、半月庵さんで頂いてみました。

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岩国寿司膳1,600円

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椀は椎茸と鶏出汁でしょうか。

具は高野豆腐、人参、蓮根、コンニャクなどで郷土色を感じさせます。

 

そして、肝心の岩国寿司。

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表面を覆う甘い薄切りの玉子に加えて炊いた椎茸の微塵切り、

でんぶの甘みが多重的に感じます。

そして、酢飯も結構甘め。

甘み主体の寿司である点は、大村寿司との共通点です。

その中で、穴子がアクセントとなっているところが岩国寿司の特徴だと感じました。

折角なので炭火で焼いた穴子ならば、尚更美味しいでしょう。

伝統的には寿司の層の区切りにバショウやハスの葉を用いるそうですが、

こちらはレタスを用いており斬新でした。

 

店名:半月庵(はんげつあん)

予算の目安:岩国寿司膳1,600円など

最寄駅:川西駅から1,300m

TEL:0827-41-0021

住所:山口県岩国市岩国1-17-27

営業時間:10:30~22:00

定休日:年末年始

 

ご参考になりましたら幸いです!

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