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すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

寿司、鮨、鮓…スシに魅せられた男のブログ。鮨が大好きだ!と確信して以来、全国に及ぶ食べ歩きを行っております。江戸前鮨ではシャリの美味しさと仕事との調和を重視。鮨と密接な関係にある日本料理や郷土料理の名店も紹介。実は若輩者ですが向学心と感謝の念を忘れずに続けていきたいと思います。

すしログ No. 77 大〆@神楽坂

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こちらは東京にあって大阪寿司を作り続けている、

1910年創業の老舗中の老舗です。

その歴史と、「東京で大阪寿司」という希少価値ゆえ、

昔から鮨の本にも紹介されてきました。

今でも東京には大阪寿司のお店が少ないですが、

戦前戦後から少なかった模様です。

ちなみに、閉店したお店もあり、現在はさらに少なくなっております。

 

こちらのお店の面白いところは、外観と内装。

ともにヨーロッパ調で、店内の壁面には洋画が所狭しと架けられております。

聞くところによると、ご主人のご趣味だとか。

少し調子が外れますが、クラシックの流れるヨーロピアンなお店で、

大阪寿司を待ちます。

 

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今回頼んだのは、【にしき寿司】と【むし寿司】。

セットにすると【押し寿司】も付いてくるので、セットで。

こちらの酢飯は甘めながらに、昆布で炊き上げており、旨味があります。

酢は大阪寿司としてはやや強め。

 

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【にしき寿司】は、こちらのスペシャリテ的な位置づけなので、

非常に高い完成度とオリジナリティです。

玉子、昆布〆の鯛、海老、木ノ芽の配置も美しく、

ふんわり詰められた酢飯に挟んだ椎茸も 良い味わいです。

鯛の〆は浅く、大阪の〆の仕事とは少し異なるように感じます。

玉子は塩気を利かせており、玉子、酢飯の甘みと良いコントラストです。

 

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【むし寿司】もオリジナリティがあります。

具は季節によって鯛と穴子を使い分けているそうで、

今の時期は鯛とのこと。

東京だと穴子を使い始める季節ですが、鯛のほぐし身も中々美味しい。

いや、むしろ酢飯が甘めなので、鯛の方があっさりしていて美味しいのでは?と感じました。

具は鯛の他に、錦糸玉子、木耳、椎茸くらいで非常にシンプルですが、

熱することで強く感じる酢の酸味と具や酢飯の甘みが合わさり、

完成度の高い蒸し寿司となっております。

 

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【押し寿司】も中々ですが、酢飯が軽めで、押し加減が弱いので、

非常に上品な味わいとなっております。

ふうんわり、と言った押し寿司。

あまりにも上品な味わいなので、一般的な「大阪寿司」のイメージとは異なる、

こちらならではの大阪寿司だと思います。

鯛のほぐし身で穴子のような食感を作っているのは、面白かったです。

個人的には、【にしき寿司】と【むし寿司】の方がオススメです。

 

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こちらは全体的にボリュームが少なく、それでいてお高いのがネックでしょうか。

個性はしっかりありますし、

僕は個性と価格のバランス的には個性を重視するタイプなのですが、

如何せん高いな…と感じました。

お椀もプラス400円ですし。

こちらの味わいがピッタリはまる方は、リピートしたくなるかもしれません。

繰り返しになりますが、個性はありますので、

気になる方は是非一度訪問されては如何でしょうか?

 

店名:大〆(おおじめ)

酢飯の特長:甘みがあり、ふんわりと軽やかな仕上げ。

予算の目安:3,000円〜

最寄り駅:神楽坂駅から326m

TEL: 03-3260-2568
住所: 東京都新宿区神楽坂6-8
営業時間:11:00~16:00

定休日:月曜、月1回日曜不定休

 

ご参考になりましたら幸いです!

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