すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

寿司、鮨、鮓…スシに魅せられた男のブログ。鮨が大好きだ!と確信して以来、全国に及ぶ食べ歩きを行っております。江戸前鮨ではシャリの美味しさと仕事との調和を重視。鮨と密接な関係にある日本料理や郷土料理の名店も紹介。実は若輩者ですが向学心と感謝の念を忘れずに続けていきたいと思います。

すしログ日本料理編 No. 89 川淀@小倉(福岡県)

こちらは1951年(昭和26年)の創業以来、

魚町の「鳥町食堂街」で愛されている、鰻の老舗です。

f:id:edomae-sushi:20170711220059j:plain

こちらから暖簾分けされた「川淀 本店」もあり、

更にそちらは井筒屋支店、下関大丸店を出店されておりますが、

矢張り元祖のお店に伺おうと、こちらに足を運びました。

お店は外観から風情を感じさせますが、内装は一層素敵です。

昭和の鰻店の趣に満ちた店内は、美味しい料理を食わせる事を予感させます。

 

代表的なメニューである【丼定食】は並1,500円からありリーズナブルですが、

折角なので2,700円の特上を頂くことにしました。

ちなみに、特大3,400円 or 4,000円もありますが、

特上を頂いた後に、これらは一体どんなサイズなんだ!?と感じました。

特上でも十分なサイズ感と厚みでしたので。

 

こちらは2階もありますが、年季の入った白木のカウンターに腰を下ろし、

提供前の調理を眺めながら待つことをオススメします。

活鰻を捌かれた後、素早く串打ちし、炭火で焼く。

炭が爆ぜる音、香ばしい香り…これもまた鰻店の魅力の一つであり、

否応無しに食欲を高めてくれる舞台装置です。

f:id:edomae-sushi:20170709192648j:plain

丼定食(特上)

僕は丼よりも重の方が好きな人間ですが、これはテンションが上がる丼!

肉厚な鰻が御飯の上にデーンと鎮座し、正に威風堂々。

f:id:edomae-sushi:20170709192649j:plain

頂いてみると、身はぷりぷりっで、皮はパリパリ。

実に香りたっぷりな鰻です。

肉厚な身からじゅわっと脂がほとばしり、それを炭の香りが引き締めます。

タレは甘みがやや強めかもしれませんが、醤油を利かせており、

炭の香りも強いのでバランスは良いです。

焼きの技術が素晴らしく、多重奏的な食感が最大の特徴かと思います。

表面のきめ細やかなカリカリ感やサクサク感、身のしっとりした食感、

皮裏のトロトロ感と表層部分のパリパリ感。

それらが一体となり、実に魅力的な味わいを織りなしております。

そして、特筆すべきはお米の美味しさ。

硬めの炊き加減で粒が立ち、香り良く旨味があります。

どうやら羽釜で炊き、保温のみ炊飯器を用いている模様。

f:id:edomae-sushi:20170709192647j:plain

さらに、香の物も美味しく、

説明書きに拠ると100年モノのぬか床で漬けているそうです。

f:id:edomae-sushi:20170709192646j:plain

肝吸いは出汁が強めで塩気は穏やか。

肝の食感(火入れ)はしっとり、とろんとしており、好みです。

総合的に非常にハイレヴェルな鰻であり、訪問した甲斐を心より感じました。

 

店名:川淀(かわよど)

予算の目安:丼定食1,500円〜4,000円、白焼き定食2,700円〜4,000円

最寄駅:小倉駅から350m

TEL:093-521-2764

住所:福岡県北九州市小倉北区魚町1-4-16

営業時間11:00~21:00(20:30L.O)

定休日:月曜

 

ご参考になりましたら幸いです!

にほんブログ村 グルメブログへ