すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

寿司、鮨、鮓…スシに魅せられた男のブログ。鮨が大好きだ!と確信して以来、全国に及ぶ食べ歩きを行っております。江戸前鮨ではシャリの美味しさと仕事との調和を重視。鮨と密接な関係にある日本料理や郷土料理の名店も紹介。実は若輩者ですが向学心と感謝の念を忘れずに続けていきたいと思います。

すしログ和菓子編 No. 21 明石屋本店@鹿児島市(鹿児島県)

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鹿児島を代表する銘菓【かるかん】。

漢字で表記すると「軽羹」となり、なんと300年以上の歴史を持つ和菓子です。

自然薯、米粉、砂糖のみで作られる味わいは、素朴ながらに独特の食感を持ち、

モチモチ、ふっくらとした食感に穏やかな甘みが絡む点は他の御菓子に無い魅力。

 

【かるかん】は一説によると中国から鹿児島に伝来し、

今の形に発展したとされております。

今では他の県でも作られておりますが、

歴史(文献)を見ると、岩国藩(山口)1723年(享保8年)、

岡藩(大分)1738年(元文3年)、熊本藩1860年(万延元年)に対して、

鹿児島藩は1699年(元禄12年)には記されておりますので、

鹿児島こそが元祖と考えられております。

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そして、もともと薩摩藩の御用菓子であった【かるかん】を、

1854年(安政元年)に時の藩主・島津斉彬が江戸より菓子職人を招聘した事が、

現在の味わいのルーツ。

播州明石出身の八島六兵衛が開発し、創業したため、

「明石屋」と言う屋号となったそうです。

現在は7代目に継承されており、江戸時代伝来の味わいを今に伝えております。

 

公式サイトの挨拶文が薩摩藩で生まれた時代の重みを感じさせます。
「これまで160有余年にわたり
明石屋をご愛顧いただいている鹿児島のお客様、全国各地の皆様、
ならびに江戸時代、明治維新、戦前、戦後と
歴代にわたって菓子づくりに専念していただいた職人、
従業員の皆様に心より感謝申し上げます」

 

この度頂いたものは三種類。

通常の【軽羹】と【軽羹饅頭】に加えて、【高麗餅】も頂きました。

 

【軽羹】216円

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何はともあれ、看板商品。

口当たりはしっとりしており、ねっちり、もっちりした食感。

噛み締めると柔らかな甘みと芋の香りがふわっと漂う。

 

【軽羹饅頭】162円

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軽羹で小豆餡を包んでいるため、風味と甘みが付加されており、より現代的な味わい。

通常の軽羹がシンプル過ぎる、と言う人には是非ともこちらをオススメしたい。

 

【高麗餅】195円

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軽羹よりもみっちりした食感で、ねっちり感は同様。

また、軽羹よりも甘みがしっかりあり、小豆のコクも加わっている。

 

何れにせよ、このシンプルな味わいは次代に流されずに伝わって欲しいと感じます。

 

店名:明石屋本店(あかしやほんてん)

予算の目安:単価は文中記載の通り

最寄駅:朝日通駅から90m

TEL:099-226-0431

住所:鹿児島県鹿児島市金生町4-16

営業時間:9:00~19:00

定休日:無休

 

ご参考になりましたら幸いです!

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