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すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

寿司、鮨、鮓…スシに魅せられた男のブログ。鮨が大好きだ!と確信して以来、全国に及ぶ食べ歩きを行っております。江戸前鮨ではシャリの美味しさと仕事との調和を重視。鮨と密接な関係にある日本料理や郷土料理の名店も紹介。実は若輩者ですが向学心と感謝の念を忘れずに続けていきたいと思います。

すしログ和菓子編 No. 36 熊久@赤坂(福岡県)

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長崎県平戸にある老舗和菓子店・牛蒡餅本舗熊屋。

創業年は明示されておりませんが、創業から240有余年の歴史を誇るそうです。

その老舗が福岡市の赤坂にお店を出していると聞き、お伺いしてみました。

平戸は少し行きにくいので、ありがたいですね。

 

こちらの銘菓は平戸伝来の【牛蒡餅】と【麩饅頭】。

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【牛蒡餅】は「牛蒡」と付けられておりますが、原料は黒砂糖、うるち米の餅。

原料ではなく、色合いと形状から名前を付けられたのでしょう。

平戸藩の茶道・鎮信流の茶菓子として用いられてきた為、

江戸時代からの長い歴史のある、平戸ならではの御菓子です。

 

福岡のお店には2台テーブルがあり、イートインが可能です。

僕は【牛蒡餅】と【麩饅頭】の両方を頂き、

麩饅頭には抹茶のセットを付けました。

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麩饅頭(ヨモギ入りこしあん)

麩饅頭と言えば、京都にある麩嘉や高野山にある麩善などが有名です。

それらの立地が示す通り、麩饅頭は元々お寺で重宝された植物性タンパク源でした。

こちらは職人さんが炊く餡を用いて独自の味を作っておられます。

頂いてみると、食感は非常にもっちり。

そして、噛みしめると生麩の香りと風味がふわっと漂い、モノの良さを実感させる。

餡は淡い色合いのこし餡で、小豆はきっちり北海道産を用いている模様。

ヨモギは柔らかな香りだが、流石に時期を考慮すると致し方ない。

とにかく、もっちり感と艶めかしい口当たりが妙な麩饅頭だと感じた。

他に胡麻入り粒餡、季節限定の桜麩など、変わり麩饅頭も楽しめる。

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牛蒡餅

前述の通り、元々はこちらがスペシャリテ。

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見た目以上にみっちりした食感で、餅の粘度も高い。

黒糖の香りが芳醇で、甘みは予想よりも穏やか。

黒糖の甘みがクドすぎず、それでいて甘みを取ったと言う満足感を得られる。

素朴でありながら現代でも通用する味わいの御菓子だと思う。

 

お店にはお子さん連れの方が結構来られており、びっくりしました。

伝統的な和菓子が将来に伝わっていくのは嬉しいものです。

 

店名:熊久(くまひさ)

予算の目安:季節の上生菓子セット600円(税込)

最寄駅:赤坂駅から450m

TEL:092-737-3993

住所:福岡県福岡市中央区赤坂1-15-21 宝ビル1F

営業時間:平日10:00~19:00、祝日10:00~18:00

定休日:不定休

 

ご参考になりましたら幸いです!

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