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すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

寿司、鮨、鮓…スシに魅せられた男のブログ。鮨が大好きだ!と確信して以来、全国に及ぶ食べ歩きを行っております。江戸前鮨ではシャリの美味しさと仕事との調和を重視。鮨と密接な関係にある日本料理や郷土料理の名店も紹介。実は若輩者ですが向学心と感謝の念を忘れずに続けていきたいと思います。

すしログ日本料理編 No. 67 綿宗@二階堂(奈良県)

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こちらのお店がある二階堂という街は、

古くは中街道と布留街道が交わる在郷町として発展した歴史を持ちます。

在郷町とは、農村部で商品生産の発展に伴って発生した町や集落を指し、

商品の流通に伴って生まれたため、

中心となる施設(城郭、宿場、寺院)が無い点が特徴となるそうです。

よって、街には昔の風情を残す建物がポツポツと点在し、

その中でも、こちら綿宗はどっしりと鎮座しております。

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連子格子と言う美麗な格子が目を惹く建物は、実に110年以上の歴史があるそうです。

こちらの名物料理は、【まむし】。

知らない人が聞くとギョッとする料理名かもしれませんが、

関西(主に大阪)固有の鰻料理で語源については諸説あります。

「鰻飯(まんめし)」が訛ったと言う説、

蒲焼きをご飯に「まぶす」ため「まぶす」が訛った説、

蒸して脂を抜く調理「真蒸す」が訛った説、

ご飯に挟んで蒸すため、「飯蒸し(ままむし)」が訛った説などなど。

調理法から言うと最後の説が正しいように感じますが、

地域によって違う訛り方をしたのではないか?と思います。

 

こちらの綿宗さんには夜に伺って頂こうと思ったのですが、

残念ながら、予約は2人からとのこと。

無念のあまり電話口でしばし言葉を失ってしまったところ、

「弁当なら出来ます」と言って頂けました。

【上まむし】1,800円を頼み、お伝えした時刻に伺いました。

ホテルに戻り頂いたのですが、時間が経っても温かかったのは嬉しい。

しっかりと梱包されておりました。

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一口頂くと、米にしっかり鰻の香りが付いており、

濃厚な見た目とは裏腹に、意外なほどさっぱり味です。

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鰻はご飯で蒸されているだけありふんわりで、脂はトロトロです。

代々引き継がれてきたタレを使用しているとのことです。

歴史ある建物で頂けなかったのは心残りですが、心より満足しました。

 

店名:綿宗(わたそう)

食べるべき逸品:まむし。

予算の目安:上まむし1,800円

最寄駅:二階堂駅から240m

TEL:0743-56-0007

住所:奈良県大和郡山市八条町45

営業時間:11:00-13:00、16:30-19:00

定休日:毎月1、10、20日(臨時休業有)

※もちろん、事前予約がベターです

 

ご参考になりましたら幸いです!

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