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すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

寿司、鮨、鮓…スシに魅せられた男のブログ。鮨が大好きだ!と確信して以来、全国に及ぶ食べ歩きを行っております。江戸前鮨ではシャリの美味しさと仕事との調和を重視。鮨と密接な関係にある日本料理や郷土料理の名店も紹介。実は若輩者ですが向学心と感謝の念を忘れずに続けていきたいと思います。

すしログ日本料理編 No. 8 酒房しんせん@すすきの(北海道)

日本料理編 日本料理 店鋪情報 北海道 札幌

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こちらのお店は、札幌に行く度に高確率でお伺いしております。

何が魅力かと言うと、種々多様な北海道産素材を楽しめるところなのですが、

それもただの北海道産素材ではなく、

ご主人が自ら生産者のもとに足を運び厳選した素材である点です。

 

ご主人・越後さんは北海道の素材・産地に精通されており、例えば帆立なら、

「今の時期ならば、サロマ湖産が一番美味いよ」などと把握されている。

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しんせんは、北海道の食材を余すところなく楽しめ、各人が行った時が旬なのです。

 

調理は丁寧で細やかながらに、どことなく家庭的なもの。

調理自体に華美や贅沢、あるいは洗練等はありませんが、

心がこもった調理だと思います。

頂く素材たちがご主人に出会えて良かったなあと思わされる。

カウンターで頂けば、これぞ北海道が生んだ板前割烹料理なのではないかと感じる。

 

料理の中でも特に野菜の引き立て方は素晴らしく、

濃い味のソースと合わせ創作的な仕事を施しつつも、

野菜の本来の旨味を殺さずに満喫させてくれます。

 

例えば、初夏。

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わらびと合わせるのは、蝦蛄と鮟肝のソース。

実に個性的な組み合わせです。

それにも関わらず、なんとわらびの存在感が上を行きます。

わらびの食感と風味がもの凄いために。

食べた瞬間の食感、香り立つ風味、噛むごとに高まるとろみに衝撃を覚えました。

聞くところによると、食感を活かすために茹でることはせず、

湯を掛けて火入れされるとのことで、

30分間、60℃から徐々に温度を下げられるそうです。

 

更には、アスパラ。

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茹でたアスパラに鮑とずわい蟹を添えて提供。

ソースもまたアスパラ。

個性の強い添えものを相手に、アスパラが明確な存在感を示しており感動しました。

 

また、こちらで頂く焼き魚も絶品です。

焼き方もさる事ながら、素材の鮮度に圧倒されます。

 

~初夏~

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「ちっぷ」と呼ばれる姫鱒(支笏湖産)を頂きました。

遠目で見ても明らかに違う魚の肌ツヤに驚いたものです。

 

~秋~

こちらで頂いた秋刀魚は現状、人生で一番美味しいと感じた逸品です(今も同様)。

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とにかく肉厚で、旨味よし、香りよし。

舌に絡まる脂の旨味と、鼻をくすぐる秋刀魚の香気に、ただただ没頭しました。

 

そして、ご主人が自ら山に入って採った初物の松茸は、土瓶蒸しで頂きました。

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心から温まり、満たされる一品。

さらに、その後にシメジを出されるというユーモアも最高でした。

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"香り松茸、味シメジ"(笑)

実際に天然物の道産シメジは素晴らしい香りと味わい、食感でした。

 

こちらは6,000円から1,000円刻みで組み立ててくれるのですが、

個人的には10,000円のオーダーがオススメです。

仕入れが限られている素材を楽しませてくれるお店ですので、

支払うお値段で内容が明らかに変わってまいります。

雰囲気も家庭的なので、一人であっても楽しめます。

是非ともカウンター席を押さえて訪問されてください!

 

一例として、9月に頂いた料理のリスト。
【先付け】

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【蝦夷鹿の串焼き】

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【名残の礼文島産雲丹】

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【厚岸産ミンク鯨刺身】

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【松茸、海老団子、海老、鱈の土瓶蒸し】

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【興部産天然物シメジの煮浸し】

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【日高産ピーマンとツブ貝の利休和え】

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【ソイ、ボタン海老、鮪(南茅部産)、数の子のお造り】

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【秋刀魚の焼き物】

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【天然舞茸のうどん】

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【網走産メロン】

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店名:酒房しんせん

食べるべき逸品:

予算の目安:8,000円~15,000円

最寄駅:豊水すすきの駅から200m

TEL:011-512-3721

住所:北海道札幌市中央区南六条西3丁目

営業時間:17:30~23:00

定休日:日曜、祝日

 

ご参考になりましたら幸いです!

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