読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

寿司、鮨、鮓…スシに魅せられた男のブログ。鮨が大好きだ!と確信して以来、全国に及ぶ食べ歩きを行っております。江戸前鮨ではシャリの美味しさと仕事との調和を重視。鮨と密接な関係にある日本料理や郷土料理の名店も紹介。実は若輩者ですが向学心と感謝の念を忘れずに続けていきたいと思います。

すしログ No. 24  鮨勝@大塚

店鋪情報 大塚 東京都

f:id:edomae-sushi:20150315232552j:plain

 

こちらは大塚で創業60年超を誇る江戸前鮨の老舗です。
昔ながらの割烹が点在するエリアにあり、外観が極めて渋い。

ひなびた雰囲気の一戸建ては、古く良き鮨屋を偲ばせ、心に響くものがあります。

 

f:id:edomae-sushi:20150315232551j:plain

 

しかし、内装はあたかも街場の寿司店です。

カウンターがメラミン化粧板とは驚きました(笑)

しかも、お店の奥からお婆ちゃんの声が響いてきます。

個人的にはかなり琴線に触れる空間です。

 

お昼のお決まりは1,300円、1,800円、2,500円、3,500円と、

バリエーション豊かかつリーズナブル。

謎に、ちらし寿司が4,000円です。

価格帯を見て逆にちらし寿司が気になりましたが、

握りに魅入られている自分はお決まり3,500円を…

3,500円で8貫と巻物だったので、価格の差はタネのクオリティでしょうか。

 

f:id:edomae-sushi:20150315232604j:plain

こちらのシャリは、温度が良いです。

老舗は結構冷たいことが多いものの、人肌にコントロールされており美味しい。

やや柔らかめでしたがさして気にならず、塩気、酢は控えめ。

穏やかな味わいながらに温度が良いので、気持ち良く頂けます。

 

f:id:edomae-sushi:20150315232553j:plain

また、ガリも甘みが極めて低く、シャキッとした食感で美味しい。

シャリ、ガリを見て、当店の個性を確認できました。

 

頂いた中では、煮ものが旨く、〆も個性的な仕事。

穴子が素晴らしく、昆布〆にする春子なども結構珍しい味わいでした。 

 

f:id:edomae-sushi:20150315232554j:plain

墨烏賊(スミイカ)

少ない包丁でパツッと切れる良い食感。

 

f:id:edomae-sushi:20150315232601j:plain

 鯛(タイ)

厚切りで柔らかな食感。

身の締まりには欠けますが、皮目を残して旨味を楽しませる。

 

f:id:edomae-sushi:20150315232556j:plain

海老

茹で置きですが、中々良い歯切れです。

 

f:id:edomae-sushi:20150315232606j:plain

鮑(アワビ)

トコブシでしょうか。

生ですが、ほど良いコリコリ感で、舌に障ることは無いです。

旨味はしっかり。

 

f:id:edomae-sushi:20150315232605j:plain

鮪中トロ

時期的なものもありますが、赤身よりもコクと香りに秀でております。

 

f:id:edomae-sushi:20150315232603j:plain

白魚(シラウオ)

白魚特有の、ほのかに漂う爽やかな苦味。

 

f:id:edomae-sushi:20150315232555j:plain

 雲丹

はだてですが、少し苦味(ミョウバンによる収斂味)を感じました。

 

f:id:edomae-sushi:20150315232602j:plain

鉄火巻き

前の二貫でも感じましたが、中々美味しい海苔です。

 

f:id:edomae-sushi:20150315232600j:plain

小鰭(コハダ)

浅めの〆で、香りは爽やかに、ジューシーな旨味を立たす。

 

f:id:edomae-sushi:20150315232559j:plain

春子(カスゴ)

これも浅めの〆で、小鰭よりも浅いでしょうか。

ふんわりとした食感が美味。

酢と塩で〆るのが一般的ですが、こちらは昆布〆と独特の仕事です。

 

f:id:edomae-sushi:20150315232558j:plain

煮蛤(ニハマグリ)

食感と旨味を残した火入れに、深い味わいの煮ツメを。

蛤自体も中々良いものを仕入れているように感じます。

煮ツメも仕事に合ったほど良い濃厚さ。

 

f:id:edomae-sushi:20150315232557j:plain

 穴子(アナゴ)

白眉。炙らない穴子。

穴子の香りを立て、脂を旨く食わせる火入れ。

柔らかく蕩けます。

 

都合、3,500円のお決まりに4貫追加して、5,670円。

内容を考慮すると満足度が高く、渋すぎる雰囲気が気にならなければオススメのお店です。

こういった質実剛健な江戸前仕事を楽しめるお店こそ、若者にも行って欲しいなと思います。

同じく大塚にある高勢が独創的な仕事を施すのに対し、こちらは江戸前のストレートな仕事を楽しめるお店です。

 

店名:鮨勝
シャリの特長:塩気、酢が控えめで穏やかな味わいながら、温度が良好なシャリ。

予算の目安:1,500円〜8,000円

最寄り駅:大塚駅から170m

TEL: 03-3941-4639
住所: 東京都豊島区南大塚1-53-5
営業時間:11:30~22:00 

定休日:日曜、祝日

 

ご参考になりましたら幸いです!

にほんブログ村 グルメブログへ