すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

寿司、鮨、鮓…スシに魅せられた男のブログ。鮨が大好きだ!と確信して以来、全国に及ぶ食べ歩きを行っております。江戸前鮨ではシャリの美味しさと仕事との調和を重視。鮨と密接な関係にある日本料理や郷土料理の名店も紹介。実は若輩者ですが向学心と感謝の念を忘れずに続けていきたいと思います。

すしログ No. 14 いずみ@目黒

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こちらは『失われゆく鮨をもとめて』のモデルになった、知る人ぞ知る名店です。

林試の森公園の近くで、あらゆる駅から少し離れております。

 

しかし、お店の歴史は古く、創業から40数年が経っております。
また、伝説のまま閉店した「あら輝」のご主人の修業先でもありました。

 

昔から、産地にこだわりぬく姿勢と、独特の仕事、ご主人のトークで、常連さんに愛されてきたお店。

外観からは名店感を発しておりませんが、ひとたび足を踏み込むと、独特の世界観に魅了されてしまいます。

 

現在、ご主人は事故のため握れなくなってしまいましたが、二番手さんが溌剌と握られております。
ご主人はカウンターに座って、トークを炸裂。
お店の客を一体化。

このトークが無ければこのお店の魅力は半減してしまうように思います。


「タネの説明が終わるまで食べちゃダメだよ!食べたら勘定二倍だからね!!」


苦手な人もいるでしょうけど、個人的には勉強になるし、味の深みが増すような気がします。

 

そして、気になる料理の内容はと言えば、こちらは握りの前に、個性的な酒肴が連発します。
マンボウの口や魚の内臓を使った料理や、割烹顔負けの逸品。
塩辛だけで複数種用意されていて、びっくりしましたが、店内の奥には巨大な冷蔵庫が幾つもあります。 

聞けば、酒肴だけでなく、味噌や柚子胡椒など調味料も自家製しているそうです。
僕は基本的に握りを重視しますが、あまりのこだわりっぷりに、こちらではどうでも良くなります。
そこに、ご主人のトークが絡み、お酒を進ませませる…

 

肝心の握りは、なんと、全て手渡し。
崩れやすいタネや、手巻きを手渡しで渡されるお店はありますが、全て手渡しと言うのは唯一無二かと。

 

シャリは赤酢と米酢をミックスした、酢の強い味わいで、硬め。
小ぶりながらに存在感のあるシャリです。

 

仕事の中で印象的なものは、やはり、小鰭。
赤酢、米酢、柚子酢を用いて〆たものが三貫出てきます。
〆加減は穏やかですが、独特の香りに、鮨好きであれば驚く事でしょう。

 

また、こちらは雲丹が非常に美味しいです。
かなり昔に塩水で輸送する方法を提案し、今に至る模様。
今でこそ幾つかのお店で見る手法ですが、こちらは塩水だけでなく輸送時間にも気を遣っておられます。

 

好みは分かれるかもしれませんが、ここにしかない味わいと魅力を持った名店です。

鮨マニアや食材マニアは伺って決して損の無いお店かと思います。

 

店名:いずみ

シャリの特長:赤酢と米酢をミックス。酸味の強い味わいで、硬め。

予算の目安:20,000円~30,000円

最寄り駅: 武蔵小山駅から743m

TEL: 03-3793-9150
住所: 東京都目黒区下目黒6-6-9
営業時間:18:30~24:00 

定休日:月曜

 

ご参考になりましたら幸いです!

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