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すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

寿司、鮨、鮓…スシに魅せられた男のブログ。鮨が大好きだ!と確信して以来、全国に及ぶ食べ歩きを行っております。江戸前鮨ではシャリの美味しさと仕事との調和を重視。鮨と密接な関係にある日本料理や郷土料理の名店も紹介。実は若輩者ですが向学心と感謝の念を忘れずに続けていきたいと思います。

すしログ日本料理編 No. 37 鮎一@新烏丸通二条上ル(京都府)

日本料理編 日本料理 店鋪情報 京都府

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全国の鮎のお店をリサーチしていた際、こちらのお店を発見しました。

食べログのスコアは3.27と低いものの、あるサイトに載っていた写真から、

間違いの無い鮎を使用しており、火入れも申し分無いと判断。

以来、鮎の時期に訪問しよう…と楽しみにしていた次第です。

中々ピンポイントで伺う事が出来ず、一人客は不可なので、

訪問するのは厳しいかなと思っていたところ、

京都の食友さんに賛同頂き、念願の訪問となった次第です。

自身の住んでいる都道府県以外に食の友がいると心底嬉しい。

 

事前情報によると、こちらは小さい魚体の鮎のみを使用されているとの事。

実際7種の料理を頂きましたが、全て小さいもので統一。

使用されている鮎は京都府北部の由良川。

由良川の鮎は東京の一流店でも使用されており、産地の中でも評価が高い鮎。

上品な香りが持ち味だと思います。

由良川の鮎は6月〜9月末までが解禁期間となっており、訪問したのは6月上旬。

無事にありつく事が出来てホッとしました。

なお、シーズン外は琵琶湖等の鮎を使用されているそうなので、安心かと。

 

尚、こちらのお店は既に開業から30年以上が経っているとの事で、驚きました。

お店は松彌さんにほど近い閑静な通りにあり、

アパートメントを改修したような入り口。

お店の中もアパートの一室を改造したようなカジュアルな雰囲気で、

これは意外でした。

おしぼりもウェットタイプ。

2人掛けのテーブルが4台と客席は少ない。

常連さんが多いようで、鮎のシーズンを待ち望んで訪問されているようでした。

よって、訪問される場合には、かなり前もって予約された方がベターかと思います。

 

料理の特徴としては、天然物の由良川の鮎を余すところ無く頂ける、これに尽きます。

家庭的な調理の料理も含まれておりますが、全体的に鮎の魅力を壊しておらず、

様々なバリエーションで鮎を飽きずに食べさせてくれるところが魅力です。

超一流の火入れ、研ぎ澄まされた出汁などを求める方にはオススメしませんが、

季節を愛でるには申し分の無い内容とコストパフォーマンスです。

コースは6,500円の一本で、

鮎の追加をしても大きく値段が上がらないところは素晴らしい。

ビール1杯、日本酒1合、鮎の塩焼きを2尾追加で8,500円と言うのは、

極めて良心的でした。

 

頂いた料理は下記の通りです。

 

鮎のお造り

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関東では珍しい鮎のお造り。

瑞々しさの中に爽やかな苦味と甘み、旨味が絡まる。

意外性のある一品目。

ちなみに、骨と頭は後ほど煎餅になって登場。

 

鮎の塩焼き

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表面はカリッと、中はホロホロと良い火入れ。

流石専門店!と思わされるワンツー。

鮎は肝の香りが気持良く、かなり強い旨味。

魚体に対して強い存在感を示す鮎。

振り塩の塩梅も上々。

 

鮎の天麩羅、鮎の骨煎餅

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手前はアマゴ。天然物のアマゴとは、嬉しい。

アマゴは衣を少なめにし、カリカリッと揚げ、噛みしめるとねっとり感がある。

鮎は揚げると肝の香り、甘みが引き立ち、焼きものとは異なる楽しみがある。

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また、骨にも旨味がしっかりと存在し、質の高さを感じさせてくれる。

 

鰻の白焼き

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産地は聞いていないが、ねっとり絡む脂、柔らかく甘みの強い繊維など、中々。

純粋な白焼きというか、軽く醤油を塗っている。

 

鮎の餡掛け

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鮎の肝の苦味に、強い出汁(昆布)と甘みと利かせた餡をぶつけており、良き相乗効果。

特に苦味が強い魚体を選んでいるのでしょうか?

それ程までに、今までの鮎とは異なる面白さを提示してくれた。

 

鮎の一夜干し

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肝の香りが繊維質に沈着しており、噛みしめるとじんわりと広がる苦味。

最良のアテ。

 

鮎の南蛮漬け

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この鮎に最も強い甘みを感じた。

魚体がやや大きめで、高温で揚げても負けていない。

香りもしっかりと残っており、特に上半身が素晴らしい。

味付けも鮎の甘みに寄り添う塩梅だが、付け合せの野菜は何とかならないものか。

流石に、見た目的に魅力を損ねてしまっている。

茗荷だけでも良い気がした。

 

鮎の塩焼き(追加)

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料理を一通り頂いた後だと、冒頭とは異なる楽しみがある。

鮎は塩焼きが完成された料理なんだ、と。

これは他の料理の完成度も高く、構成力もあるための感想。

是非とも、これは追加して頂きたい。

 

鮎の炊き込みご飯f:id:edomae-sushi:20160712202543j:plain

この価格、この内容コースで土鍋ご飯を出してこられ、びっくり。
鮎の旨味、香りが活かされていて、無心で頂いてしまう。

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しかも、塩焼きが一尾付いてきて、これを二杯目のご飯と一緒に頂く。

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あっという間に平らげてしまいました。

 

水菓子

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ひやしあめゼリー。

関西ならでは…と言う味わい。

ひやしあめって関東では殆ど見かけませんよね。

 

前述の通り、料理は価格からすると非常に満足度の高い内容。

常連さんが多いようなので、お邪魔にならない形で訪問されるのがベターです。

お店の好みを分けそうなポイントとしては、

日本酒の銘柄が少ない点(白瀧酒造純米魚沼だけ?)

料理の提供が結構速い点。

ある意味、京都に住んでいない僕には提供スピードはありがたかったですが、

じっくり派の人にはネックとなるかもしれません。

しかし、こういった名店が眠っているから、食べ歩きは止められません。 

 

店名:鮎一(あゆいち)

食べるべき逸品:由良川の天然鮎のフルコース。

予算の目安:6,500円〜9,000円

最寄駅:京都市役所前駅から500m

TEL:090-3924-8429 ※完全予約制です

住所:京都府京都市中京区新烏丸通二条上ル橘柳町152

営業時間:17:00~20:30

定休日:日曜、祝日

 

ご参考になりましたら幸いです!

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